無料動画編集ソフトのShotcutを使って動画作りを始めました。
編集機能がたくさんあるShotcutは初心者に難しいといわれていますが、最低限必要だと思う機能さえ使えるようになればちょっとした動画は作れます。

私がこの動画を作ったときの手順を自分の忘備録のつもりで、説明させて頂きます。
初心者の方に分かりやすく画像付きで説明していますので、Shotcutで動画を作ろうと思う方はこの流れに沿って作ってみて下さいね。
Shotcutで使う写真、動画を用意する
まずはShotcutに使う写真と動画を用意します。
今回の動画はぶるだいの写真をつなげたショートムービーにしたので、写真を10枚ほど用意しました。
動画はYoutubeに投稿するつもりでしたので、Youtubeの適正サイズに写真を編集します。
例:1,920px×1,080px、1,280px×720px、854px×480px、640px×360px
16:9になっていないと、画像の横が黒く表示されます。
Shotcutのダウンロード
無料ソフトをダウンロードするとき怖いのが、ダウンロードと思ってクリックしたボタンが実はウイルスボタンだったという事。
なんの目的なのか分からないけど、そういう事をしているサイトもあるみたいです。

いつもこわごわダウンロードしていますが、今回こちらのShotcutの公式サイトからダウンロードしましたが、大丈夫でした。
この画面からダウンロードできます。
たまに広告で関係ないダウンロードが表示されることがありますのでご注意ください。
私のパソコンは64-bitなのでここからダウンロードです。
自分のパソコンが何bitか分からない人はコントロールパネルから確認します。
Windows10で64-bitか32-bitを確認する方法
検索窓のControl panelと入れてControl panelを開く。
「System and Security」=>「System」をクリックすると下記のようにビットが出てきます。
これでパソコンにShotcutをダウンロードして、インストールすることができます。
Shotcutの使い方
Shotcutを使っていきましょう。
まず新規プロジェクトにプロジェクト名を入れて開始ボタンを押します。
「プレイリスト」をクリックし、写真や動画を入れます。
パソコンに入っている画像をマウスで左クリックしながらShotcut上に移動します。
写真や動画はいつでも追加できますが、最初にある程度入れておいた方が面倒がないですね。
写真にテロップや字幕を入れる方法
写真を入れ終わったら、そこにテロップや字幕を入れます。
テロップや字幕を入れたい画像を選び、上の「フィルタ」をクリックします。
□の+をクリックして下さい。
出てきたリストで□の映像を選びます。そしてリストの中の□「テキストシンプル」を選びます。
↓の画面が出てくるので真ん中の〇「フォントサイズを使用」チェックを入れてその横の「Verdana648」と書かれているところをクリックします。すると□のようにフォントを選ぶ窓が出てきます。
ここで日本語のフォントを選ぶと日本語でテロップや字幕を入れることが来ます。またフォントサイズもここで選択できます。
「テキスト」に入れたい文字を入力します。
文字の色や文字を囲む輪郭、その輪郭の太さと背景を変更することができます。
その下のところで文字を入れたい場所が左、中央、右、下、中央、右と変えられるのでクリックして場所を確認して下さい。
テロップとは別に字幕を入れたい場合は最初と同じ+マークをクリックすると別の文字を入れることが出来ます。
操作はテロップと全く同じです。
文字を背景や文字を入れる場所を変えれば字幕として使えます。
写真にテロップと字幕が入ったら次の写真の作業をします。
次の写真を出すのは上の「プレイリスト」をクリックします。
以上の作業を繰り返して全部の写真にテロップと字幕を入れます。
テロップのちょっとひと工夫
テロップの文字をちょっと動かしてデザインを付けることができます。
右に動いたり、下に動かしたり出来ますが、文字サイズによってはよく見えなかったり、動きが速すぎて字が読めなかったりするので、使う時はよく確かめてからの方がいいですね。
こちらは「テキスト」で文字を入れますが、その上にある「プリセット」からできます。
「プリセット」の横の矢印をクリックすると、一覧が出てきます。
ここで「ゆっくり上に移動」や「ゆっくり下に移動」などを選択すれば文字が動きます。
写真を動画としてつなげる
写真にテロップや字幕を入れ終わったら、動画に入れたい写真の一番目を下へ移動させます。
映像トラックのV1というのが出て、写真が入ります。2番目の写真を1番目の横に入れます。その横に3番目と次々に入れていきます。
2枚の写真の結合部をオーバーラップさせると写真の切り替え時にトランジションという切り替え効果が入ります。これを入れると動画の編集がなんとなくプロっぽくなる気がします(^^;)
オーバーラップさせた箇所が下記のようになります。
その箇所をクリックして赤色枠にしてから、上の「プロパティ」をクリックします。
ここでトランジションのデザインを変更できます。
「プロパティ」をクリック=>「映像」の横の矢印をクリックすると一覧が出てきます。
ここでカット、水平バー、垂直バーなどのデザインが選べます。
どんなデザインがいいかよく分からないので、私はまず上から順番に使っていきました。
こんな感じで写真と写真がオーバーラップして切り替わります。
音楽を入れるときもこうやってオーバーラップさせると音楽の切り替わりが違和感なくできますよ。
上記の手順を繰り返して全部の写真を入れると動画ができあがります。
動画にしてからでもテロップや字幕は変更できるので、写真をつなげてからテロップや字幕を入れてもいいですよ。
Shotcutで作った動画に音楽を入れる方法
動画が出来たら音楽を入れるともっと楽しく見てもらえます。
入れたい音楽をパソコンに保存します。
Youtubeで音楽を選ぶときに気を付けたいこと
私はYoutubeから良さそうな音楽を選んで入れることにしました。
ここで注意!
著作権のある音楽だと動画の広告で収益を得ることが出来ません。
私の動画は最初福山雅治さんの「家族になろうよ」のオルゴールを入れました。
それが著作権があるようで、Youtubeに動画をアップしたとき「収益化不可」のような表示が出て調べ見たら「著作権者に広告収入が支払われます」と書かれていました。
そんな簡単に収益が出来るとは思っていませんが、それでもせっかく公開するなら収益の可能性は自分に残しておきたいので、「家族になろうよ」を使うのを止めました。
「フリー素材 BGM」と表示されている音楽を使うといいですよ。
Youtubeの動画から音楽をダウンロードする方法
Youtubeで著作権のなさそうな音楽を選んだらそれをMP3(音楽)としてダウンロードします。
動画をMP3に変換するのはこちらから簡単にできます。
写真と同じように「プレイリスト」を選び、そこにパソコンに保存した音楽を入れます。
タイムラインの下の□三の線をクリックします。そこで出てきた□「音声トラックを追加」をクリックすると音楽を入れるトラックが表示されます。
「プレイリスト」に保存した音楽を左クリックしたまま音楽トラックへ持っていきます。
音楽を動画と合う長さに調節します。
音楽の最後をフェードアウト
音楽の最後の右上にある●を左クリックして動かすと音楽がフェードアウトできます。
音楽の最初にも●があるのでそれを動かせばフェードインも出来ます。
音量を変える方法
音の大きさを変えるときは「フィルタ」をクリックし、「音声」を選ぶとプルダウンリストで「ゲイン音量」を選びます。
矢印のところを左に動かすと音量が下がり、右に動かすと音量が上がります。
これで動画は完成です。
動画を保存する
作業が完了したら「ファイル「」=>「名前を付けて保存」で動画を保存します。

作業途中もフリーズしたり間違って他の操作をして元に戻れないという事があるので、保存はこまめにしておいた方がいいですよ。
私はこの作業でこちらのビデオを完成させました。
今回は写真をつなげて動画にしましたが、動画でも同じようにできます。
動画を切って好きな個所だけつなげてショートムービーを作れますよ。
ただShotcutは作成途中でよくハングします。
私も何度か作っている途中でハングして泣く泣く作り直ししました。

Shotcutで動画を作るときはこまめに保存した方がいいですよ~
Shotcutの動画をダウンロード
先ほど保存したのは編集ファイルです。
完成した動画をYouTubeに公開するためにはMP4ファイルでダウンロードします。
まず上の□書き出しをクリックして左の□のH.264HighProfileをクリックします。
そして□ファイルの書き出しをクリックするとダウンロードが始まります。
あとはダウンロードした動画をYouTubeに公開するだけです。
【初心者ができた】無料動画編集ソフトShotcutを使ったときの手順のまとめ
いかがでしたでしょうか。
Shotcutは有料ソフトを使った人は「使いにくい」と感じるかもしれませんが、初心者の私でも簡単な動画なら作ることができました。
全く無料でこれだけの機能があるのはすごい!しかもできた動画に広告が全く入らないのもうれしいです。
動画編集したいけどお金はかけたくないという人は使う価値ありますよ。
その他の動画編集ソフトはこちらにまとめました。